メガネの楽しみ方


レンズの種類の中でもっとも豊富なのは老眼用のレンズであります。近視用は凹レンズ、遠視用は凸レンズを使用するが、老眼用レンズの場合は、単焦点レンズ、遠近両用レンズがあります。遠近両用レンズは、累進レンズと多重焦点レンズに分けられます。
レンズの種類は、その形状で分けることもできています。球面レンズと非球面レンズ。球面レンズは歴史の項目でも紹介したが、20世紀に入って開発され、ほとんどのメガネで使用されているレンズのこと。両面が曲面で構成されているもののことです。一方、非球面レンズは最近人気となっているレンズ。文字通り、レンズの面が曲面で構成されいないレンズのことです。この非球面レンズは周辺部のゆがみを少なくし、さらに周辺部まで同じ度数にすることができます。また、レンズを薄くすることもできます。そんなことから、最近では人気の高いレンズとなっています。ただし、最近よくあるフレームとレンズをセット売っているお店では、非球面レンズはオプションとなっており、追加料金を取られることが多いようです。
以前はレンズと言えばガラスでした。ガラスは重く、度数の高いものになるとその重さがネックとなっていました。また、衝撃に弱いことも弱点でした。そんなことから、最近ではプラスティックのレンズが主流となっています。プラスティックレンズの利点は、軽い、割れにくい、そして色付きレンズがたやすく作れるという点です。プラスティックレンズが出てきて、飛躍的にメガネのデザインが進歩したのです。ただし、欠点もあります。傷つきやすく、熱に弱い。そして何よりも度数が高くなると分厚くあることでした。
最近では、その欠点を補うレンズが登場しています。それが高屈折レンズです。通称、薄型レンズと呼ばれています。通常のレンズより屈折率の高い素材を用いて作ります。ただし、値段は少々高めになっています。
最近は、メガネ店でメガネを作ると、コーティングはどうしますかと聞かれます。コーティングとは、レンズにさまざまな加工を施すことです。主なコーティングには以下のようなものがあります。
●ハードコート……今主流のプラスティックレンズはとても傷つきやすいというのが欠点です。その傷を防止するためのコーティングです。以前はこれはオプション扱いでしたが、最近では標準で装備されているようです。傷はレンズの最大の敵。傷がつくことによって見にくくなってしまいます。このハードコートによって、プラスティックレンズが主流になってとも言えます。
●反射コート……昔はフラッシュをたいて写真を撮ろうとすると、メガネのレンズに光が反射して写ってしまうことがありました。また、メガネのレンズは目に直接触れてはいません。頭の後ろからの光が内側からレンズに反射して一瞬見えなくなることもありました。これはそれを防止します。この反射コートも以前はオプション扱いでしたが、最近は標準で装備されていることが多いようです。
●防汚コート……レンズが脂で汚れていると、見えにくいだけではなく、他人から見ても不潔な印象を与えてしまいます。はっきりいってレンズは汚れしまうものなのですが、それをいちいち拭くのもかなり面倒な作業です。これは、その名の通り汚れを防ぐコーティングです。とはいえ、完全に汚れないというものではありません、汚れにくくし、拭きやすくするためのコーティングです。このコーティングはしておくと便利なものですが、決して拭かなくていいというものではないので、お気をつけください。
●UVカットコート……今問題になっている紫外線の影響、間違いなく目には悪影響を及ぼします。以前は、UVカットというとサングラスじゃないと出来ないと思われていましたが、今は透明のレンズでも可能になっています。元来、プラスティックは紫外線をカットする機能を持っているそうですが、コーティングによってさらにカットができますので、目を大切にするためにもやっておいた方がいいでしょう。
●防曇コート……これは加工するのではなく、よくスキーなどのゴーグルに使われる液体を塗ります。レンズの曇りは時に命にかかわることがありますので、曇りやすい時はぜひお使いください。
●衝撃吸収コート……最近はデザイン性を重視するために強度の落ちるメガネがあります。ツーポイントタイプやナイロールタイプがそうです。そのような強度に問題のあるメガネの場合は有効です。

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